2人の女性

終活を共に考える

最近、終活の中で「墓友」という言葉が聞かれるようになっているのをご存知でしょうか。
かつてはお墓といえば、先祖代々のものであることが多く、それを引き継ぐ場合が多かったのですが、最近ではこの風潮も多少変わってきています。

納骨堂を利用したり、共同墓を利用するようになるケースも多くなっており、家族だけではなく、その他の人とも一緒のお墓に入る、いうことが多くなっているためです。
その関係で登場したのが「墓友」、つまり「一緒に墓に入る友人」のことです。

死後の世界がどうなっているのか、そもそも存在しているのかは生きている私達にとっては分かることではありませんが、せっかくお墓に入るのであれば、やはり快適な場所であって欲しいと思うものでしょう。
一緒に入る人がいるのであれば、その人とも交流を深め、より快適なお墓にしよう、ということからこういったものが登場するようになってきました。

最近では墓友を作るための会合なども行われるようになっており、生前から死後のことについて一緒に話すことが出来る場というものが設けられるようになってきています。

終活というのは、いかにも重く、苦しい話題のように思われがちです。
死というのは生きている人間にとっては、決して理解することが出来ないものであるためです。

その為、1人では背負いきれないことも少くありません。
出来ることなら、生きている間から「死」について考え、一緒に受け入れられるような仲間を作っておきたいものです。

終活の色々

ここまで、様々な形での終活について紹介をしてきました。
終活というのは、何か決まった形があるものではありません、例えばエンディングノートの作成や遺言書の作成などは代表な方法の1つですが、絶対の手段というわけではないということです。

この墓友作りもそうですが、他にも棺桶体験や、生前葬など、様々な形での終活が存在しています。
自分なりの終活の形を考えてみるのが良いでしょう。