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40代からうねりが出てくる?

40代、50代になる頃から今まで真っ直ぐだった髪に、うねりが出て来ることがあります。
もともとくせ毛の人はより強くなることもあると言われていますが、今まで癖のない髪だった人にとっては驚きしかありません。
しかしこのうねりこそが、いわゆる一言で言えば加齢によって起こるうねりと言われているのです。

加齢と言って諦めることはなく、原因を知り、しっかり対処していけば改善することもできます。
またそうならないように、できるだけ予防することも大切ではないでしょうか。

加齢によるうねりの原因

加齢によるうねりの原因の1つは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンが急激に減ることで、皮膚細胞内に存在するコラーゲンなどが激減するのです。
体内で生成されるコラーゲンの生成がどんどん低下して、肌のハリや潤いが落ちてきますが、それと同じようなことが頭皮でも起こります。
それによって毛穴が伸びて円形から楕円形に変わってしまったりと、頭皮が緩んで下へと引っぱられるのです。

毛穴から出てくる髪ですが、毛穴が楕円形になることでうねりのある髪になると言われています。
また全体に毛穴が開いた状態になるため、皮脂などの汚れが溜まりやすく、固まってしまうことで毛穴の形を変形させるということもあると言われていますが、どちらもうねりの原因となります。

もう一つの原因は加齢によって髪は細くなっていき、そこにいろいろなダメージを受けることでうねりを発生させてしまうというものです。
いろいろなダメージには、例えば大気汚染による汚れ、紫外線攻撃、白髪染めによる傷み、パーマによる傷み、ヘアアイロンやドライヤーなどの傷み、汗、皮脂などの汚れなど髪が受けるストレスは相当なものです。

これらのダメージによってキューティクルが傷み、髪の中の栄養や水分が減少しスカスカになってしまうことからうねりが発生します。
このような原因から予防、改善方法、対処法などが見えてくるのではないでしょうか。

対処・改善法について

うねりが出た場合は、とにかく髪の傷みを改善が必要となるので、毎日のシャンプーの他にトリートメントで栄養を補給していきましょう。
そして毛穴の汚れを取り、血行を良くするためにマッサージも取り入れたいものです。
マッサージ方法は10本の手の指をすべて開いて、指の腹を使って頭皮を掴み弾くようにすると、血行が良くなり頭皮や髪に栄養が行き届くようになります。

ドライヤーは髪を傷めそうなので、あまり使いたくないと思っている人もいるかも知れませんが、使用しないとますます髪のダメージを進行させてしまいます。
直接近くから熱風を当てずに、少し離して使用するようにしましょう。

しっかり乾かさないと逆に毛穴やキューティクルが開いたままの状態になってしまい、逆に頭皮の中や髪の中の水分が蒸発してしまいます。
そのためできるだけシャンプー後、早めにドアライヤーで乾かすようにしましょう。

予防について

うねりが起こる前に予防をすることが一番大切です。
まず紫外線に当たるときには、帽子や日傘などを使用して直射日光からの攻撃を避けるようにしましょう。
紫外線は老化の原因を作り肌のシワやたるみを作りますが、頭皮も同じように老化は毛穴の変形につながります。

また白髪染め、カラーリング、パーマはできるだけ避けるようにし、特に白髪染めやカラーリングとパーマの両方はできるだけ避けたいものです。
そのためヘアスタイルなどを工夫して、パーマをかけないようにし、どうしてもどちらも行いたいときには、1カ月ぐらいずらして行うようにしましょう。

また毛染めはヘナなど天然成分で、髪を傷めないものを使用するのもおすすめです。
もし毛染めやパーマで傷んでしまった場合は、キューティクルを正常にするために、コンディショナーを使用してキューティクルの修復を行いましょう。