宝石

深い緑が魅力のエメラルドについて

エメラルドは奥行きのある美しい緑色が、高原や湖のようでもあり、古代からアクセサリー、装飾品としての人気がとても高い宝石です。
火山活動の中で、色はどんどんきれいな緑へと変化してきましたが、どうしても傷がついてしまうため、傷のないものはほとんどありません。
そんため傷の少ないエメラルドほど高価で人気が高いと言われているのです。

エメラルドは古代バビロニアの時代から貴重にされてきた宝石の1つで、古代エジプトでは王家だけが持つことができたと言われており、クレオパトラも愛したとなっています。
またヨーロッパなどでは王冠などの飾りや、高貴な人たちの装飾品として今でも展覧会などで目にすることができます。
日本ではこのエメラルドのことを「翠玉」「緑玉」とも言い、和の服装にもとても合うことから、日本では帯留めなど和装装飾品としても人気があります。

エメラルドは硬度も高いため損傷しにくく、水や日光による退色の不安もなくアクセサリーとしても扱いやすいと言われています。
また水晶クラスターの上に置いて、カーテン越しの柔らかい日光を当てると、緑色がどんどん鮮やかに蘇りるのです。
このようにエメラルドは宝石として美しく、扱いやすいので、宝石にあまり慣れていない人でも不安なく持つことのできる、おすすめの宝石と言えます。

エメラルドの持つ意味と効果

古代エジプトなどでは、それぞれの王家がエメラルドを採掘しており、それぞれ鉱山を持っていたと言われています。
そして王家の存続を祈って、宗教的な儀式にも使用されていたのです。
そのため神という概念とともに宇宙という概念をもっており、エメラルドの意味として「宇宙の叡智」「宇宙の波動を受ける」という意味も含んでいます。

また深さのあるグリーンは「知恵」という意味があり、知能を高めるという効果があります。
他にも「幸せな結婚」「異性との愛」「子孫繁栄」など、未来をつくるための叡智につながるのかも知れません。
宇宙や神とのつながりを意識し、王家の反映の象徴のように考えられていたことは確かです。

この頃の王冠などには、それぞれ意味のある宝石が使われていますが、中央にエメラルドを施したものもあるほど深い意味があるのです。
またエメラルドはチャクラ的に考えると、胸の部分のカラーとなり、「思考深さ」や「落ち着き」、「優しさ」という意味をもちます。

中高年にも人気のわけ

特に落ち着いた色合いは、中高年にとって魅力的な色と言えます。
また和的な色合いにもぴったりのエメラルドのカラーは、特に年齢が高い人にも人気です。

グリーンが大好きという人は年齢に関係なくたくさんいますが、やはりエネラルドのアクセサリーを持てる余裕のある年齢というと、一般的には中高年になってからではないでしょうか。
また中高年の女性は特に落ち着きのある美しさを求める傾向があるため、エメラルドの人気が高いのです。